仏師|木村光秀のホームページです。高野山で修行をした僧侶でもあり、祈りと信仰をもとに、仏像を彫り続けています

HOW TO BECOME A MONK?

高野山真言宗の
お坊さんになるには?

JOURNEY OF UP TO RELIGIOUS

高野山真言宗
僧侶までの道程

私は、『高野山真言宗 藤戸山 寳心寺』の徒弟となりました。どのような過程を通過するとお坊さんになれるのか? 私の修行した経験を基に書き記したいと思います。主な条件は、得度(とくど)、受戒(じゅかい)、加行(けぎょう)、灌頂(かんじょう)等です。

得度とは?

得度とは出家して仏門に入る事です。師僧に得度式という儀式をして頂きます。
剃髪し、僧名、袈裟(けさ)を頂戴して戒牒(かいちょう)又は度牒(どちょう)といういわば証明書が授与されます。小生は寳心寺道場に於いて得度しました。
加行は、高野山内の修行道場(専修学院、真別処圓通律寺(しんべっしょえんつうりつじ)等)で行われますので小生が修行した真別処での生活を振り返りながら説明しましょう。

加行(けぎょう)とは

加行(けぎょう)とは前にする行法(ぎょうぼう)という意味です。
真言宗では、伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を授かる前に「四度加行」(しどけぎょう)という十八道法・金剛界法・胎蔵界法・護摩法の4種の行法を約3ヶ月間で習得します。

真別処では4月〜7月にかけて毎日午前4時頃、午前8時頃、午後3時頃の1日3回修行します。各行の間には清掃などの作務(さむ)や勤行(お経の勉強)、諸作法の勉強等、お坊さんに必要最小限の物事を教わります。

食事も大切な修行なので当番制で自分達で作り、作法に則り感謝の内に頂きます。
ちなみに献立も考え(もちろん精進料理です)、食材を教官の先生に調達してもらいますが、(真別処は世間と完全に隔離されており、行者は宗祖空海様(弘法大師)のおわす奥の院への参廟(さんびょう)と伽藍巡拝(がらんじゅんぱい)以外は、基本一歩も境内(けいだい)から出ることはできません)大根を包んだ新聞紙が数年前のものという徹底ぶり(笑)!もちろんポテチをかじりながらごろごろするなどという時間はいっさい無いのですが、(少しでも時間があれば覚えることだらけで・・・)

行者の内の誰かの親さんや師匠さんがお菓子を差し入れてくださることがあり、その品は院内全員に平等に分けるというルールで、真別処で頂いたチョコや菓子パンのなんとおいしかったことか!

灌頂(かんじょう)とは

充実した生活の内に無事四度加行を成し遂げると8月、いよいよ伝法灌頂です。
灌頂は元々古代インドにおいて即位式などで王となる人の頭に聖水を注ぐ儀式であり、聖水の神秘的な力によって聖なる人間(=世界に君臨する王)として新生するという意図が秘められています。

そこから転じて真言宗のお坊さんになって法を弘(ひろ)める為に如来の智慧(ちえ)を象徴する水を受者の頭に注いで、法が師から弟子に相承される儀式が伝法灌頂です。

ここまでくるとちょっと一息つけます。残りわずかな日々は仏壇や仏像の開眼(かいげん)=お精入れや撥遣(はっけん)=お精抜き、様々な加持(かじ)の作法等の習得に明け暮れ、入所から約5ヶ月無事退所をした者に僧階が与えられ高野山真言宗の僧侶として認められるのです。

※加持とは御佛の慈悲の力を頂きさらに行者の拝む力を加えてそこから生まれる力が作用して拝むことによる「おかげ」が生じることとなる法の事。

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それぞれの思いやこだわりに、当方の未熟故に思い到らぬ事もあろうかと存じまが、御指導を仰ぎながら謹刻致したいと思います。

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